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糖尿病とロコモティブシンドロームの関係

 こんにちは。フィジカルトレーナーの金盛です。

今日は日々のパーソナルトレーニングの出来事から。


年初めから利用されている60代男性のクライアントの方のお話しです。


40代のころからの糖尿病で、早い時期からインスリン自己注射をされていた方です。




糖尿病はインスリン抵抗性という症状から糖を筋肉に貯蓄できなくなる病気で、膵臓からのインスリン分泌量が低下する場合とインスリン分泌量はあるもののインスリンの効き目が悪くなる場合があります。

筋肉に糖質が貯蔵できなくなるということは、筋トレをした後のように糖質が枯渇している状態。


それは何を意味するか?


エネルギー枯渇状態ということは、糖新生を促して糖を生み出す状態ということ。

例えば、脂肪から糖を生み出したり。

筋肉を分解してたんぱく質から糖を生み出したり。


そう!

筋肉を分解してしまうということ!


糖尿病じゃなくても、たんぱく質の合成を優位にするために、糖が枯渇しないようにコントロールが必要な筋力トレーニングですが、糖尿病の人はそれ以上に難しいコントロールが必要ということです。


そんなクライアントの方が利用されて2ヶ月が経ちました。

3ヶ月程度で、目標としている状態へ導くため、2ヶ月が過ぎた今日、体組成分測定と体力測定を実施しました!


2ヶ月程度のトレーニングではあまり期待はしていなかったのですが、筋力の向上と関節可動域の拡大(柔軟性の向上)は明らかにみられました!

(*^o^*)


しかし体組成分に関しては変化なく横ばい。

筋肉量の増加は概ね3ヶ月目以降と言われているのはやはり根拠があるのかと思う結果でした。


しかし、ロコモ度チェックでは…


2ヶ月前は片脚立ちテストで両足で20cmという結果でしたが、2ヶ月のトレーニングの後に今日は片脚立ち40cmが立てるようになっていました‼️

2ステップテストでは2ヶ月前は204cmだったのが208cmと微増。

2ステップテストは筋力・柔軟性・バランス機能の3要素が関わっているため、筋力だけ上がっても結果が出にくいものですが、クライアントの方もトレーニング効果を感じ取れる結果となって、満足げな様子でした!!

(((o(*゚▽゚*)o)))♡


ロコモティブシンドロームは生活習慣病と全く関係ないというとそうではありません。筋肉量や筋力、筋肉の質は生活習慣病とも関係が深いということをお伝えして今日は終わりたいと思います。

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