こんにちは。
金太郎のふるさと”南足柄市”で活動する健康運動指導士の金盛です。
ロコモティブシンドロームの予防のためには、バランス機能の低下や、筋力低下を予防することが重要だというお話をしてきました。⇒ロコモティブシンドロームとは?
「ロコトレ」でも紹介されているスクワットですが、この運動で鍛えられる主な筋肉は・・・「大殿筋」「大腿四頭筋」「ハムストリングス」「脊柱起立筋」などです。
この「大殿筋」は足の付け根である股関節を動かす筋肉で立ち座りや階段の上り下り、または歩いているときや走っているときに特に使う筋肉です。
身体の中でも比較的大きな筋肉で大筋群とも言われており、身体を動かす上でとっても大事な筋肉です。
主に股関節を伸ばす方向(伸展方向)に動かす筋肉ですが、「大殿筋」は上側(上部線維)と下側(下部線維)にわけることができます。
そしてこの上側の線維と下側の線維では、実は股関節を動かす方向が変わります。
上側の線維は脚を外側に動かす運動方向(外転方向)に働き、脚を開く運動を補助します。
また下側の線維は脚を内側に動かす運動方向(内転方向)に働き、脚を閉じる方向の運動を補助したりします。
ということは、立ち座りや階段の上り下りでも重要である大殿筋が弱くなるということは、脚を外側に開いたり脚を内側に閉じたりする動作も弱くなるということですね。
・・・ということは?
脚を外側に開く筋肉(股関節外転筋)である外転筋群(中殿筋・深層外旋六筋)や脚を内側に閉じる筋肉(股関節内転筋)である内転筋群(大内転筋・長内転筋・短内転筋)にも負担がかかるようになるということ。
でも逆に言えば、大殿筋をしっかり維持したりもしくは大殿筋の筋力アップを行うことで、脚を外側に開く動作や脚を内側に閉じる動作も楽にしてくれるということですね。
だからこそ「ロコモ予防のための重要課題の1つ」ということにつながる訳です。
なので、スクワットが「ロコトレ」として選ばれているのには理由があるわけですね~
(@^^)/~~~
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