私もウォーキングやジョギングで膝が痛くなった経験があります。
膝のお皿の痛みや膝のお皿の下の痛み。
痛みの場所によって原因はさまざまな膝の痛み。
そんな膝の痛みでも実はある場所の筋肉を緩めてあげることで、膝関節痛の予防と将来の膝の傷害を減らすことができるかもしれません。
この記事では、そんな膝関節痛の予防と痛みの発生頻度を減らせる方法をお話していきます。
【大腿四頭筋のストレッチで膝のお皿付近の痛みは軽減する】
太ももの前の筋肉である大腿四頭筋。
この筋肉は膝のお皿を通って脛骨と言われる場所に付着しています。
この大腿四頭筋が短縮と言われる筋肉が短くなる現象が起こることで、膝のお皿とその下の大腿骨は強く緩衝してしまい、過剰な摩擦や接触が起きてしまいます。
この大腿四頭筋を定期的にストレッチして伸び縮みのしやすい筋肉を維持しておくことで膝のお皿の痛みが出る頻度を減らすことができます。
【筋肉の特性】
筋肉は縮むことしかできない組織です。ストレッチなどで伸ばしているのは実は拮抗筋と言われる筋肉です。
この拮抗筋が縮むことでその対側にある筋肉を伸ばしています。
また、筋肉は片方が縮んだら、拮抗筋である対側の筋肉は緩んでくれて、伸びやすい状態を作ってくれます。これは相反抑制という効果です。
しかし、運動不足が続くことで、この相反抑制が上手く機能してくれなくなり、筋肉は緩みにくく、伸びにくくなっていってしまうのです。
これが筋肉の短縮と言われる現象で、筋肉が縮んでしまった状態のことです。
【大腿四頭筋が縮むことで膝蓋大腿関節症になりやすい】
筋肉は縮んで短縮した状態になると、サルコメア(筋節)と言われる筋肉の単位が減ってしまうのです。これが筋肉が短縮してしまうメカニズムになります。
前述のように大腿四頭筋が縮んでしまうことで膝蓋骨と大腿骨は過剰に摩擦や接触をおこしてしまうことにより、痛みが出たり、その繰り返しで炎症を起こしたりしてしまいます。
膝蓋大腿関節症では、階段昇降時に痛みが誘発される場合が多いです。
また、大腿四頭筋は四つの筋肉から構成される筋肉群です。
(👉詳細はこちらのブログで解説しています。「太ももの筋力アップで」あなたも「膝関節痛を予防」しませんか?)
このうちのどの筋肉(外側広筋・内側広筋・中間広筋・大腿直筋)が短縮しても膝蓋骨と大腿骨は過剰に接触を起こし、痛みを誘発してしまいます。
コメント
コメントを投稿